一般皮膚科

一般皮膚科

皮膚は全身の鏡と言われ、皮膚状態が内蔵疾患を反映することもあります。皮膚は全身の臓器の15%を占めます。私自身は医者になって初期研修を内科で行いましたので、皮膚病変を皮膚だけで診ているのではなく、全身の中の一臓器として診察しております。それゆえ単純な湿疹や虫刺され、軽度のニキビは簡単に治療してしまう場合もあり、大したことは無いという扱いを受けたような印象を持たれて御不満に感じる方も居られるようですが、重症でないことを喜んで頂きたいと思います。そしてまた全身的に眼や鼻や筋肉痛、関節痛の御相談もありますが、皮膚科しか勉強してない医師よりは御相談に乗っているつもりです。内科で受けた採血検査も定期的にお見せ頂いておりますし、必要があれば当院でも採血検査を行っております。皮膚科領域で得意としていたのはアトピー性皮膚炎、ニキビです(下記参照)。ニキビはその領域のパイオニアの指導を受けておりました。その後指導者が変わり、アトピー性皮膚炎をテーマとした研究題材を頂き、医学博士を取得しております。苦手分野は性病関係で、これらはほとんど診察した経験が無く、性病科・婦人科・泌尿器科を受診なさって下さい。

アトピー性皮膚炎

アトピー素因とは生まれながらに持った体質であり、「体質を変える」と言葉で言う程簡単にコントロールできるものではありません。治療は症状が出ない様、または症状の悪化を遅らせるお手伝いをするだけです。その方の体質を変えてしまうことは出来ません。

ステロイド剤というと、「副作用は?」とご心配され、拒絶される方が多くいらっしゃいます。しかし、その不安が治療を妨げる事もあります。
薬に振り回されるのではなく、人間が薬の良い所を利用する、といった前向きな発想をしていくことが大切です。ですので治療にはとても大切な道具であり、当院でも治療の手段として使います。

どうしてもステロイド外用剤が使いたくない方には、
免疫抑制剤の外用剤を使う治療方法を指導しております。

平成30年5月に販売開始になった注射薬、アトピー性皮膚炎の痒みを抑える効果が非常に高い注射薬剤(生物由来製剤)の取り扱いを始めました。最近の治療傾向で生物学的製剤が様々な疾患治療現場で活躍し始めております。

アトピー性皮膚炎はIL-4、IL-13というサイトカインが炎症の誘因になってることが知られており、その経路を抑制する薬です。1本約8万円、初回は2本打ち2回目以降は2週間おきに1本注射し続けて3回目には効果を実感される方が多いです。保険適応なので、負担金額(1~3割)で治療できます。

ニキビ

ケミカルピーリング

ニキビとは皮脂が毛穴に詰まっただけのものと、そこに化膿菌が感染したりただ炎症を起こしているだけのものとがあります。赤く腫れる場合は化膿菌の感染も考えられますが、菌が存在するニキビは極一部だけであることが最近解っております。
ニキビは思春期より出来始め、20歳台、30歳台に増加して行き、重症の方でも40歳台後半には少しづつ落ち着き始めます。
にきびの出来ない方も居られますので、「何で私だけ?」と聞かれる方もいらっしゃいますが、人それぞれ全員顔が違う様に、体質・肌質も違うのです。人は人。
慢性、遷延性に続くものですが、一過性の風邪の様に1~2週間の治療で治るものと勘違いされている方も居られます。治療はじっくり時間をかけて日頃のスキンケアも怠らず併用しながら根気よく続けることが大切です。

治療は一般的内服薬・外用剤、それでも無効であれば美容内容も含め、イオン導入やケミカルピーリング、レーザー治療も組み合わせながら治療を進めていきます。御希望があればドクターコスメも御用意してます。化粧方法のカウンセリングは専門の化粧品店ブースにて御紹介します。

ケミカルピーリング参考費用

ケミカルピーリング参考料金¥5000
イオン導入単独(顔面)¥3000
上記二施術セット料金(顔面)¥7000

※背や胸については範囲により値段は変わります。

※100%の効果を保証するものではありません。
※効果が低い場合は、回数を重ねる必要もあります。
※施術直後に小さな水疱や痂疲形成を生じる場合もあり、お出かけや写真撮影前の時期はお避け下さい。

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ケミカルピーリング
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イオン導入セット6回
施術後

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治療開始6回後

治療開始6回後01
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治療開始6回後02
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06-6354-5006